03契約書・合意書作成

行政書士として契約書作成に携わるうえで,いちばん大事なことは,「双方の一致した意思が,そのとおり書面化されている」ことだと思っています。「書面には〇〇と記載しているけれど,本当は,△△だった。」という事態は,書面化しているとしても,かえってトラブルの元になります。
契約当事者の一致した内容を書面化することを心がけ,「ますが行政書士事務所で作った契約書だから,信頼ができるだろう。」と言ってもらえるように,細心の注意を払い,資料に当たりながら,契約書作成のお手伝いをします。

03-01. 契約書一般

賃貸借契約書,売買契約書,消費貸借契約書など,「すでに契約当事者で意思が合致している契約」について,契約書作成のお手伝いをさせていただきます。できるだけ正確な契約書を作成するため,ご本人確認や,各種資料の確認(登記簿,通帳,品番,製造番号等)のうえ,作成します。資料のコピーや写真をお持ちください。
「契約をこちらに有利に運びたい。」「〇〇の条項を入れたいけれど,大丈夫か。」などのご相談がある場合は,弁護士の先生や、司法書士の先生(登記原因となる契約書の場合)に相談したり引き継がせていただきます。
法令違反の契約書は作成できませんので,理由をお話しし,お断りさせていただくことがあります。

実際の流れと費用の目安
(1)相談日時の予約
契約書作成の旨,お伝えください。簡単に契約内容を確認の上,持ってきていただきたい資料をお伝えします。
(2)第一回相談
 面談の際はご本人を確認できる身分証明書(免許証など)をお持ちください。初回相談料は一時間3,300円(税込)です。どのように契約書作成をすすめていくのか,打ち合わせをさせていただきます。
大きく分けて次の二つの方法になると思います。
a)行政書士は,契約書案を作成し,依頼者の方がその契約書を利用して,相手方と話を進める。
この場合は,「〇〇契約書案作成」ということで依頼を承ります。
b)行政書士が,契約書を作成し,双方の意思を確認し,作成する。
この場合は,「〇〇契約書作成」ということで依頼を承ります。この場合,双方の契約書作成の最終意思確認(署名押印手続)は,当事務所で行います。
また,代理して書類取り寄せ等が必要な場合は,委任契約書もいただきます。
(3)第二回相談
二回目以降の相談料は一時間5,500円です。
(4)行政書士に依頼される場合
依頼された場合は,以降相談料は発生しません。契約書作成については,原則A4サイズの2ページ分で22,000円(最低報酬金22,000円です),A3サイズ2ページ分で44,000円となります。
離婚協議書など,公正証書にした方がよい場合は,別途料金が発生します。
03-02. 英文契約書作成

 最近の翻訳ソフトは,本当に高性能で,「大意をつかむ」には便利ですが,契約書となると,ソフトをそのまま使用するのは,不安なのではないでしょうか。
当事務所では,日本の法律を準拠法とした英文契約書の作成のお手伝いをさせていただきます。
(1)日本語での契約書がすでにある場合
 用語については,日本法令外国語訳データベースシステムを参考に使いますが,場合によっては,定義をして日本語のまま使う場合もあります。例えば行政書士については, Certified Administrative Procedures Legal Specialist(’Gyosei-Shoshi’)と定義をしてからGyosei-Shosiという用語を使用させていただきます。
 そのまま翻訳をするのではなく、分かりやすいように形式等を多少変更させていただく場合があります。
 準拠法が日本法であることを追加させていただきます。
 地名,氏名などの固有名詞については,ふりがなを確認させていただきます。
 英文・日本文に解釈の違いがありうる場合は,日本文の方を基本とする旨の文言を加えます。
 日本語の契約書の意味が不明確な場合は,英訳も難しいです。正確な英訳のため,事情をお聞きし,例えば,主語を追加する、単数か複数かを決めるなど,日本語の契約書に記載されていない内容を付加する場合もあります。

(2)日本語と英語の契約書を両方作成する場合
 合意内容をおききし,日本語版の契約書案と英語版の契約書案を並行して作成していきます。できるだけ正確な契約書を作成するために,ご本人確認のほか,登記簿,通帳等,資料を確認しながら作成していきます。関連する資料のコピーをできるだけ提供してください。
 双方の意思確認も、させていただきます(ただし日本語・英語のみ。韓国語については簡単な日常会話程度なら可能です。)。

実際の流れと費用の目安
(1)相談日時の予約
契約書作成の旨,お伝えください。簡単に契約内容を確認の上,持ってきていただきたい資料をお伝えします。
(2)第一回相談
 初回相談料は一時間3,300円です。どのように契約書作成をすすめていくのか,打ち合わせをさせていただきます。
大きく分けて次の二つの方法になると思います。
a)行政書士は,契約書案を作成し,依頼者の方がその契約書を利用して,相手方と話を進める。
この場合は,「〇〇契約書案作成」ということで依頼を承ります。
b)行政書士が,契約書を作成し,双方の意思を確認し,作成する。
この場合は,「〇〇契約書作成」ということで依頼を承ります。この場合,双方の最終意思確認は当方で行います。
また,代理して書類取り寄せ等が必要な場合は,委任契約書もいただきます。
(3)第二回相談
二回目以降の相談料は一時間5,500円です。
(4)行政書士に依頼される場合
依頼された場合は,以降相談料は発生しません。英文契約書作成については,まずは日本語の契約書を作成し,その分量を基準にします。日本語の英文契約書がA4サイズの2ページの場合で33,000円,A3サイズ2ページ分で66,000円となります(書類作成報酬,翻訳報酬を含む。)。日本語の契約書の作成報酬については,原則A4サイズの2ページ分で22,000円,A3サイズ2ページ分で44,000円となります。
03-03. 英文契約書等確認

英文で何か届いたけれど,よくわからない・・・,という場合は,相談料で対応させていただきます。
初回相談料は一時間3,300円,二回目以降の相談料は一時間5,500円です。
書類を作成することになった場合は,契約書作成に準じての報酬となります。

03-04. 離婚協議書作成

離婚をする際に,いちばん考えることは,「その後やっていけるのか。」ということだと思います。
当事務所では,ご希望により,簡単なライフプランを作成してから,離婚協議書の作成をお手伝いします。
なお,そもそも離婚をすることについて争いがある場合や,離婚条件について,争いがあるような場合は,早めに弁護士事務所に相談に行くか,家庭裁判所の手続を利用していただくよう,薦めさせていただきます。

実際の流れと費用の目安
(1)相談日時の予約
離婚協議書作成の旨お伝えください。簡単に内容を確認の上,持ってきていただきたい資料をお伝えします。
(2)第一回相談
面談の際は,ご本人を確認できる身分証明書(免許証など)をお持ちください。
初回相談料は一時間3,300円(税込)です。どのように離婚協議書を作成するか,打ち合わせさせていただきます。
(3)第二回以降の相談
二回目以降の相談料は一時間5,500円(税込)です。
(4)行政書士に依頼される場合
依頼された場合は,以降相談料は発生しません。
簡単なライフプラン作成→離婚協議に関して話し合うべき事項について案作成→双方で話し合っていただく→話し合い結果について協議書作成→場合によっては公正証書により協議書作成
という流れになります。
契約書作成に準じた報酬になりますので,大体44,000円(A3サイズ2ページ分)ぐらいを予定しておいてください。
公正証書を作成することになりましたら,別途料金がかかります。