DX-デジタルトランスフォーメーション-の手引

10年ほど個人事業をしてきて、大きな転機は、支払いにPayPalを導入し、経理にFreeeを導入したことです。
手数料はかかりますが、時間が大幅に節約でき、「数字が合わない」こともなくなりました。

けれども、もうひとつ踏み込んだデジタル化ができていません。
そもそも、個人事業主がどのようにデジタルトランスフォーメーションを進めていけばいいのか。

実は、中小企業向けですが、経済産業省のホームページに、そのものずばり、
「デジタルガバナンス・コード 実践の手引」
というものがあります。

https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/dx-chushoguidebook/tebiki-yoyaku.pdf

個人事業主に置き換えると、まずは、
「1 そもそもなぜ、〇の事業を行っているのか。」
から解き明かしていくことになります。

ますが行政書士事務所の場合、
「やっぱり、ちゃんと、しとこ。」のお手伝い
を基本理念としてあげています。

相続手続や、遺言作成支援で利用していただいた方の感想としては、
「これで、すっきりしました。」と言っていただけることが多く、
これが、この事業の価値なんだと思っています。

DXの進め方としては
「1 何のために会社があるか。理念・存在意義」のあと、
「2 5~10年後にどんな会社でありたいか」
「3 理想と現状の差分は何か。どう解消するか」
「4 顧客目線での価値創出のためデータ・技術をどう活用するか」
という思考手順を踏んでいくようです。
(↑詳しくは前述の手引参照)

一般の事業計画とあまり変わらないですね。
結局は、「デジタル化のためにデジタル技術を導入する」のではなく、
「企業価値を高めるためにデジタル技術を導入する」という基本視点が大事なんだと思います。