成年後見制度 外国人の成年後見

今年から、行政書士で構成しているコスモス成年後見サポートセンターの会員になりました。
奈良支部の勉強会などの活動には、できるだけ参加するようにしていたのですが、今回はじめてコスモス本部のサイト内にあるVOD研修を受講してみました。
いろいろなメニューがあるなかで、「外国人の成年後見」というビデオを視聴したのですが、すばらしい内容で、これだけで会費分、得した気分になりました!

長い間裁判所で書記官という仕事をしていたので、相続がらみの事件もあり、戸籍を見て相続人をチェックしないといけない案件も多数ありました。
日本人の場合は大変でもなんとか「わかる」のですが、大阪だと韓国の方の相続案件も多く、韓国の戸籍(今、韓国は戸籍制度はなくなっています)なども出されてきて、正直「さっぱりわからない」。外国の相続だと、そもそも「だれが相続人なのか」、「割合はいくらなのか」「どのような財産があるのか」を、確定するのも大変です。

この大変な「外国相続」について、経験豊富な方の講義でした。
(成年後見は原則亡くなるまで続くので、後見人は相続についても関わることになります)

講義でもおっしゃっていましたが、外国相続については、とにかく「日本とは違う」ということを頭に入れておかなければいけません。
これをきっかけに成年後見だけでなく、外国相続についても、知識を深めたいと思いました。